「この着物、すごく安い!」
そう思って見てみたら、素材がポリエステルのことがよくあります。

少し前では「ポリエステルは安物」と言うイメージがつきものでしたが、最近では、「ポリエステルの着物=洗える着物」と言う考え方が定着してきました。
着物を手軽に楽しむと言う点においては、安く手に入るポリエステルの着物は正絹の着物よりメリットは大きいでしょう。

ポリエステルの和柄

洗えるから普段使いにおすすめ

ポリエステルの着物の最大のメリットは、自宅の洗濯機(ドライクリーニングコース)で洗えることでしょう。
正絹の着物は、水で洗うとシミの原因になるため、自宅で洗うことはできません。
お茶や着付けのお稽古着として、また、普段着に和服を楽しみたいと言う場合にもってこいです。

洗濯

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夏には夏の着物を

「洗える」と聞くと、汗をかく季節でも大丈夫な気がしてしまいますが、1年中同じ着物を着られるわけではありません。
夏に着るのは「絽の着物」です。
よく見る着物は表生地と裏生地の2重仕立てになっていますが、絽の着物は表生地1枚のみで縫われています。

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フォーマル用に着ても大丈夫

ポリエステルと聞くと、フォーマルなシーンには不釣り合いかと感じる方も多いと思いますが、実際、写真を撮るくらいなら正絹でもポリエステルでも見分けがつきません。

さすがに、手に取って比べれは正絹はしっとりとした肌触りで重みがあり、ポリエステルはサラッとした肌触りで軽いので、差はよくわかります。

でも、式の間に「あの人が来ているのは○○で、あちらの人は△△」みたいに観察する人はほとんどいないでしょう。

特に子供の入園式や入学式であれば、汚れやシワの心配をしなくて済むポリエステルの着物はメリットが大きいです。
場をわきまえた色柄であれば、素材は全く問題ではありません。

和服のお母さん

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着物の「格」

着物好きなら「格」と言う言葉を耳にしたことがあると思います。
着物を着こなすために、切っても切り離せないものです。
着物の正装度合を洗わす言葉なのですが、困ったことにいつでも最上級なら良いと言うわけではないのです。
その場に合わせた「格」を選ぶべきなのです。

例えば、子供の入園・入学式なら主役は「子供」です。
親は少し控えめにして子供を引き立てるのが役目です。
ですから、入園・入学式には一つ紋、または三つ紋の色留袖や付け下げなどがふさわしいとされます。

着物を着るためのルールですが、あまりとらわれ過ぎてせっかくの着る機会を逃すのももったいない話です。
慣習にうるさくない地域でしたら、母親らしい上品な色柄の着物であれば、着ても問題ないでしょう。

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