着物のことなんて、全然知らなかった昔は、着物も綿でできていると思っていました。

実際は、多くの着物は絹で仕立てられています。
シルクです。

これは、お手入れが大変な訳ですね。
普段着に着物なんて、さぞ大変!
と思っていたら、普段着用にウールやポリエステルと言ったお手入れがラクな素材の着物もあることがわかりました。

1、着物の素材を見分ける

今持っている着物、何の素材かわかりますか?

もし、着物と一緒に証紙が入っていれば、そこに書かれています。
でも、普段から着物を着ていたり、昔の着物だったりすると、すでに無くなってしまっていることも。

そんな場合に、着物の素材を見分けるコツを紹介します。

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1-1、正絹の見分け方

するすると滑らかな肌触りです。

ポリエステルに間違い易いですが、違いは重みと肌への馴染みやすさ。
絹の方が重く、しっとりとしていて肌にも沿いやすいです。

汗をかいた時にもベタっと張り付きにくい感じがします。

安物の着物だと、表地は正絹で裏地がポリエステルなんてこともあるので、注意が必要です。

ピンクの振袖

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1-2、ウールの見分け方

毛糸なので、毛羽立ちがあります。
正絹やポリエステルの着物が毛羽立っていることは、まずありません。
虫眼鏡などで見た時に、繊維がツンツンしていたら、ウールと見て間違いないでしょう。

洋服と同じく、冬物に多い素材です。

毛糸

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1-3、ポリエステルの見分け方

古い着物だと、繊維が切れたりほころんでしまっていることもあります。
最近は技術も進歩し、パッと見では正絹と見分けがつかないほど上質なポリエステルの着物もあります。

触った時にカサカサしていたら、ポリエステルの可能性があります。
身近なポリエステル繊維だと、風呂敷に使われていることが多いので、比べてみてはいかがでしょう。

風呂敷

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2、お手入れ方法の違い

素材によってお手入れ方法が全然違います。
何でできた着物か見分けたら、それぞれ、素材に合ったお手入れを必ずしましょう。

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2-1、正絹のお手入れ

正絹は、水さえシミの原因になります。
1番お手入れに気を使う素材です。

まず、自宅での水洗いは絶対にダメ!
強くこすっても繊維を傷めてしまうほどデリケート。

汚した場合は、応急処置として水で濡らしたタオルでシミ抜きをし、専門店でクリーニングしましょう。

シワがついた場合は、当て布をして低温でアイロンをかけましょう。
高温やスチームは絶対に使ってはいけません。

洗濯できません

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2-2、ウールのお手入れ

縮みにさえ気をつければ、比較的扱いやすい素材です。

ウールのセーターを洗う時と同じような感覚で、オシャレ着用洗剤で押し洗いしたり、ネットに入れて洗濯機のドライマークコースで洗ったりできます。

強くこするのは型崩れの原因になるので避けましょう。

シワ取りはスチームアイロンがおすすめ。
普通のアイロンでは、テカってしまいます。

アイロン

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2-3、ポリエステルのお手入れ

取扱いは1番ラクです。
ネットに入れて、ドライマークコースで洗えます。
シフォンのワンピースみたいな感覚です。

静電気防止のため、柔軟剤は必須!
多めに入れる人もいます。
脱水は弱めにするため、香りが強い柔軟剤は残り香が香害にならないように注意しましょう。

柔軟剤を入れる

シワを防ぐため、脱水は弱めに短時間で済ませ、「まだかなり濡れているかな?」くらいの状態で干します。
ずぶ濡れでも、ポリエステルは乾きも速いため、心配いりません。

アイロンをかける場合は、当て布をして低温~中温でかけます。

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